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第24回 品格問われる 山岡賢次国家公安委員長発言
①山岡賢次国家公安委員長の国会答弁
 10月26日の衆院内閣委員会で、公明党の高木美智子議員の質問に、「ノーズロ(ノー・ズロース)」という言葉を使って答弁したことに対し、公明党が抗議し、内閣委員会は山岡氏に厳重注意した。

 山岡氏は内閣委員会で、高木氏からスマートフォンの不正アクセス対策の必要性について指摘を受けた際、「スマートフォンは、そういう言葉が適当か分からないが、ノーズロ状態になっているので、情報セキュリティ―対策の重要性を周知する」と答えたという。

  「ノーズロ」とは、ゴルフの隠語でグリーンの外から直接カップイン(チップイン)することの意味だが、原意は「ノー・ズロース」。つまり、……あまりに品がないので書かない。まあ、この程度の議員が国家公安委員長をやっているのだから、警察も好き勝手ができるということだ。

②「警察幹部の戸籍不正取得」
 11月11日の朝日新聞夕刊に上記の大見出しで、山口組弘道会などの捜査を担当している愛知県警の幹部らの戸籍や住民票などが不正に取得されたとして、取得資格のある弁護士や司法書士、行政書士と依頼した男などを、偽造有印私文書行使の疑いで逮捕し、家宅捜索したと載っている。

 戸籍や住民票の不正取得について、すでに部落解放同盟は20年以上前から問題にし、本人の同意や、閲覧や不正取得の禁止を含めた対処を要求して闘っている。

 最近では2008年に、神戸司法書士による戸籍謄本不正請求事件が起こっている。この司法書士は本人の諒解なしに他人の戸籍謄本を不正請求したもので、「訴訟」を請求理由にあげているが、不正請求は全国に及んでいる。

 解放同盟の東京都連の調査により判明しただけでも、足立区4件、墨田区6件、江戸川区4件、目黒区2件、品川区8件、大田区5件、港区1件、葛飾区4件、江東区3件、練馬区13件の戸籍謄本等の不正請求を行ない、報酬を受け取っている。結婚に関わっての可能性が強いことが指摘されている。

 また、2007年に発覚した三重県の行政書士による戸籍謄本等不正取得事件では、都内27区市、59件の戸籍謄本等が不正に取得されたことが判明している。

 ほとんどが結婚にさいしての身元調査に悪用されていたのだが、同盟からの抗議に行政・警察が本気で取り組んできたとは思えない。いざ自分の組織のこととなると即応する姿勢は、権力の乱用とまでは言わないが、今後は他の案件でも迅速に対応すべき。
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